マリナーズ・岩隈 7回4失点で9勝目はならず
悔やまれる3回に浴びた集中打
○アメリカン・リーグ マリナーズ0-4オリオールズ(24日・シアトル)
マリナーズの岩隈久志が24日(日本時間25日)、本拠地でのオリオールズ戦に先発し、7回4失点でマウンドを降りた。岩隈はこの日も無四球と安定した制球力で試合を作ったが、3回に集中打を浴びて4失点を喫し、9勝目を挙げることはできなかった。
初回、1死から2番のヤングに内野安打を許すも後続を断つと、2回は2三振を奪い三者凡退に切って取り上々の立ち上がりを見せる。しかし3回、先頭の8番フラハーティから3連打を浴びて1点を先制されると、続く2番ヤングの初球、甘く入ったスライダーをレフトスタンドに運ばれ3ラン。一気に4点を奪われてしまう。
その後岩隈は立ち直り、5回、6回、7回と連続で三者凡退に打ち取り、最終的に7回を投げて7安打4失点、5奪三振・無四球の内容で降板、5敗目(8勝)を喫した。防御率は3・09。投球数は96球で、そのうちストライクは73球だった。
試合は、オリオールズ先発のチェン・ウェインが素晴らしいピッチングを見せ、8回を無失点。3回に奪った4点を守り切ったオリオールズが4-0で勝利。岩隈は3回以外は安定した投球を見せていただけに、悔やまれるイニングとなった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count