青木宣親のサヨナラ打をロイヤルズ監督も絶賛 「我々はそれまで何も起こせなかった」

殊勲の青木にファンもスタンディングオベーション

 ロイヤルズの青木宣親外野手が24日(日本時間25日)のインディアンス戦の延長14回にサヨナラ安打を放ち、チームを2-1勝利に導いた。3連勝に貢献した青木を指揮官も絶賛。MLB公式サイトが「アオキの決勝シングルでロイヤルズがトライブ(インディアンスの愛称)をかわす」との大見出しで報じている。

 4時間23分に及んだ死闘に、青木の一振りが終止符を打った。インディアンス5人目のジョン・アクスフォード投手の投じた一球を青木が巧みなバットコントロールでレフト前に運んだ。両軍あわせて397球目で生まれた待望の決勝打。青木は劇的勝利の立役者となった。

 本拠地の観衆2万2120人のスタンディンオベーションを受けた青木に対し、ロイヤルズのヨースト監督は「あのヒットはあまりに大きい。何かを起こそうにも我々は苦しんでいた。我々はそれまで何も起こせなかった」と感謝した。

「アグレッシブであり続けようとした。とにかくボールを強く打ち返すことだけを考えていた」

 ESPNによると、青木は地元メディアにこう語ったという。この日は指名打者で起用され、5打数1安打1打点。打率は2割6分2厘で打点15となっている。ロイヤルズはこの1勝で今季51勝50敗で貯金1、ア・リーグ中地区で2位につけている。青木のサヨナラ打がプレーオフ進出を狙うチームを勢いづけた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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