田澤純一は上原浩治の後継者!? レッドソックス監督も「彼は素晴らしかった」と絶賛

「すべてのボールに確固たる信念が込められていた」

 レッドソックスの田澤純一投手が27日(日本時間28日)のレイズ戦で3-2と1点リードの8回から登板し、2三振を含む三者凡退で抑える活躍を見せた。9回を三者三振に切って取った上原浩治投手との日本人リレーでチームの連敗を5で止め、田澤は11ホールド目、上原は21セーブ目を手にした。

 MLB公式サイトの試合特集によると、ジョン・ファレル監督は25日のレイズ戦で3失点を喫し、負け投手となっていた田澤の復調を絶賛している。

「今日は今年で一番いいボールを投げていたかもしれない。すべてのボールに確固たる信念が込められていた。前回の登板時は中4日で間隔が空きすぎていたかもしれない。今日は際立っていた。制球も素晴らしい。球威もスプリットも変化球もよかった。彼は素晴らしかった。11人の打者を打ち取ってくれたブルペンは最高の仕事をしてくれている」

 この日、今季初勝利を挙げたアレン・ウェブスター投手は5回1/3を投げ、2失点で降板。そこから5投手をつぎ込み、11人の打者を抑えきった。ESPNのレッドソックス番記者ゴードン・エデス記者は自身のツイッターで田澤のパフォーマンスをこう評している。

「タザワはなぜ(メジャーの)スカウト陣が次なるソックスのクローザーだと信じるのか、改めて証明した。今日は圧倒的だった」

 田澤はこの日、わずか10球で仕留め、ストライクは8球と素晴らしい制球を見せた。28歳のセットアッパーは39歳にしてボストンの絶対守護神に君臨する偉大な先輩、上原の後継者と呼ぶにふさわしいポテンシャルを示した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY