ダルビッシュが7回2失点で10勝目 野茂英雄氏以来のメジャーデビューから3年連続2桁勝利を達成

イチローは3打数ノーヒットに終わる

○アメリカン・リーグ レンジャーズ4-2ヤンキース(28日・テキサス)

 レンジャーズのダルビッシュ有投手が28日(日本時間29日)、ヤンキース戦に先発し、7回を投げ、9安打8奪三振1四球2失点で、10勝目(6敗)を挙げた。これで日本人投手では野茂英雄氏以来となるメジャーデビューから3年連続での2桁勝利(2012年16勝9敗、2013年13勝9敗)を達成した。

 ダルビッシュは1回、2回と毎回ランナーを出しながら無失点で抑えていたが、3回に2死から1番ガードナーに右中間スタンドに運ばれ、失点。直後にジーターに2塁打を許すも、続くマッキャンを三振に仕留めた。

 さらに5回1死からガードナーにスライダーを2打席連続本塁打とされ、2失点目。しかし、レンジャーズもその裏の攻撃でようやく反撃。2死2塁から2番アンドラスがレフト前にタイムリーヒット。3番リオスがセンター前ヒットで続くと、4番ベルトレがタイムリー2塁打で同点に。さらに5番アドゥチが四球を選び、満塁。この好機で6番アレンシビアがセンター前に2点適時打を放ち、4-2と逆転に成功した。

 リードを受けたダルビッシュは6回を三者凡退に仕留めたが、7回にピンチを迎える。2死からガードナー、ジーターが連続ヒット。その後、ジーターが盗塁を決めて2、3塁となった。しかし、ダルビッシュはマッキャンをスライダーで空振り三振に。ピンチを切り抜けた瞬間、エースは右腕を強く振って、喜びをあらわにした。

 ダルビッシュは7回を投げ終え、勝利投手の権利を持ったまま降板。108球でストライクは80球。防御率は2・90となった。イチローとの対決は第1打席を空振り三振、第2打席を二ゴロ、第3打席を投ゴロに打ち取った。

 レンジャーズはリリーフ陣が踏ん張り、4-2で勝利し、連敗を2でストップ。また、イチローは3打数ノーヒットで打率は2割6分9厘となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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