ダルビッシュのメジャーデビューから3年連続2桁勝利はレンジャーズ史上初!?

ダルビッシュは下位に低迷するレンジャーズ唯一の光明

 レンジャーズのダルビッシュ有投手が28日(日本時間29日)のヤンキース戦に先発し、7回を9安打8奪三振1四球で2失点という内容で、4-2勝利に貢献。今季10勝目(6敗)を挙げた。日本人投手では野茂英雄氏以来となるメジャーデビューから3年連続の2桁勝利。地元紙「スターテレグラム」はこれがレンジャーズの球団史上初だったことを伝えている。

 ダルビッシュはヤンキースのリードオフマン、ブレッド・ガードナー外野手に2本のソロホームランを含む3安打を許し、2番デレク・ジーター遊撃手にも3安打を打たれたが、8三振を奪い、7回を2失点で切り抜けた。23日のヤンキースタジアムでの前回対戦は豪雨の影響で5回コールドで1-2負け。「これで負けるのか……」と悔しさを噛み締めたが、そのヤンキース相手に18日のブルージェイズ戦以来の10勝目で溜飲を下げた。

 地元紙「スターテレグラム」は試合の特集で「ダルビッシュはレンジャーズの歴史で初めてメジャーデビュー以来3年連続で2桁以上の白星を挙げた投手になった」と記録を報告。レンジャーズは開幕前に優勝候補の一角と目されていたが、負傷者の続出で42勝64敗でメジャー最低勝率と苦しんでおり、守護神ホアキン・ソリアをタイガースに放出するなど、早くも来季の巻き返しに目を向けている。苦境のチームにあって球団記録を打ち立てるエースの活躍は唯一の光明となっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY