地元メディアがイチローへの代打を批判 「将来、殿堂入りするイチローの代わりにルーキーを打席に……」

後半戦のイチローは不振が続いているが…

 ヤンキースのイチロー外野手が28日(日本時間29日)のレンジャーズ戦で2点を追う8回2アウト1、2塁の場面で代打を送られたが、そのジョー・ジラルディ監督の采配に地元メディアから批判の声が上がっている。ESPNが「平凡なヤンキースが空回り」という見出しで、2-4でヤンキースが敗れた試合を特集している。

 記事では「8回の最後の打席でヤンキースの監督、ジョー・ジラルディは将来、殿堂入りするイチロー スズキの代わりにルーキーのゼローズ・ウィーラーを打席に送ったことは、疑問の残る采配だと思う。イチローは左腕のニール・コッツに対してプロの打撃を見せるかもしれなかったが、左投手に対しては右打者という(指揮官の)条件反射がその可能性を打ち消した。経験不足のウィーラーは2ボール2ストライクからフライを打ち上げ、1塁と2塁の走者は残塁となった」と指揮官の采配を非難している。

 イチローはこの日3打数ノーヒット。後半戦は32打数3安打で打率.094と苦しみ、今季の通算打率も.269まで低下している。それでも、地元メディアはイチローの代わりにルーキーを起用した指揮官の采配に不信感を募らせている。

 ヤンキースはこれで3連敗。ア・リーグ東地区3位で、首位のオリオールズとはゲーム差4・5。2年ぶりのプレーオフ進出にはイチローの復調とジラルディ監督の采配も大きな鍵となりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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