岩隈久志が7回2失点の好投で9勝目

6試合ぶりに四球を与える

○アメリカン・リーグ インディアンス2-5マリナーズ(29日・クリーブランド)

 マリナーズの岩隈久志が敵地でのインディアンス戦に先発し、7回2失点と好投して9勝目(5敗)を挙げた。この日の岩隈は6安打6奪三振1四球の内容で、99球を投げてストライクは68球。防御率は3・06となった。

 岩隈は初回、先頭のキプニスを3球三振に仕留めたが、2死から3番ブラントリーに6試合ぶりとなる四球を与え、続く4番サンタナにライト前ヒットを許した。しかし、1、2塁の場面で5番チゼンホールを一ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。

 2回、3回と無失点で抑えた岩隈をマリナーズ打線も援護。4回1死1、2塁から8番ハートの2塁打で1点を先制。さらに2死2、3塁の好機を迎えて1番アクリー、2番テイラーが連続で2塁打を放ち、4-0とリードを広げた。

 マリナーズは5回にも6番ズニーノの本塁打で加点。しかし、その裏の攻撃で、インディアンスも反撃する。岩隈は先頭の6番スウィシャーに2塁打を許すと、1死3塁となった場面で8番ゴームズにセンターへ適時打を打たれ、1失点。さらに9番のディカーソンにも2塁打を許し、2、3塁のピンチを迎えた。直後、1番キプニスの一ゴロの間に2失点目を喫した。

 しかし、岩隈はその後、点を与えず、7回を投げ終えて降板。マリナーズはリリーフ陣がリードを死守し5-2で勝利した。岩隈は7月12日のアスレチックス戦以来、3試合ぶりの勝利となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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