田中将大のリハビリがペースアップ!? 今季中の復帰に向けて17日に“最大のテスト”に挑む

ヤンキース監督「うまくいってくれることを祈っている」

 右肘靭帯の部分断裂で戦線離脱中のヤンキースの田中将大投手が今季中の復帰に向け、“最大のテスト”に挑む。地元紙スター・レジャーが「ヤンキースのマサヒロ タナカが土曜日にブルペンのマウンドから25球を投げる」との見出しで報じている。

 7月8日のインディアンス戦で右肘の痛みを訴え、慎重なリハビリを進めてきたエースの復帰が名門にとってどれほど大きいのかについて、特集ではこんな書き出しで説明している。

「指折り数えながら祈り続け、希望を疑い続けた5週間を経て、おそらく土曜日にヤンキースはマサヒロ タナカが今季先発ローテーションに復帰できるかを読み取ることができるだろう」

 田中は16日(日本時間17日)に遠征中のレイズの本拠地、トロピカーナ・フィールドで負傷後初めてプルペンでの投球練習に臨むことになった。インディアンス戦以来となるマウンドでは25球を予定しており、ジョー・ジラルディ監督は「明日うまくいってくれることを祈っている。そうすれば、我々は次のステップに進める」と説明。一方で故障者リスト(DL)から復帰するタイミングについては「それを言うのは早急すぎる。だが、我々はすべての段階を経ているところだ」としている。

 田中はこのブルペンでの投球練習で25球の速球を投げることになるという。その次の段階は、変化球を投げた際に肘に張りや違和感が生じないかをテストすることだ。

 田中自身、ブルペンでの投球練習の重要性について、地元メディアに通訳を介してこう語っている。

「もしも、マウンドやプルペンで自分の思うようなピッチングができなければ、試合で投げられるわけはない。だから、間違いなくブルペンが重要になる」

 全力に近い状態でブルペンから投げた際、右肘に痛みや違和感が生じた場合には、保存療法の方針を転換し、自身の腱を移植するトミー・ジョン手術に踏み切る可能性も出てくることをブライアン・キャッシュマンGMも公言している。手術を行えば、全治まで1年以上を要するため、今季はおろか、来季中の復帰も難しくなる。

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