苦難を乗り越え、メジャーで好投を続ける和田毅の現地評価が急上昇 来季の先発ローテ入りの可能性も浮上

カブスがエース級を獲得しても、和田は先発ローテに生き残れる

 7月にジェフ・サマージャ、ジェイソン・ハメルの両エースをアスレチックスに放出したカブスは来季開幕前に先発投手の獲得に動く可能性もあり、ジェド・ホイヤーGMも「最高のクオリティの投手などと特定するつもりはないが、投手の補強の必要性は理解している」と語っている。

 しかし記事では「現時点でワダの2015年シーズンの契約のオプションを行使しない理由は存在しない」とカブスが和田と来季契約を延長することが濃厚だと分析。いまだカブスがエース級の投手の獲得に全力モードではない点にも触れている。

 さらに和田について「彼の年齢には関わらず、ワダは来シーズンをしのぐための完璧な穴埋めとなる」と高く評価し、来季の先発ローテーションでは先発の4番手となると予想。たとえエース級を補強したとしても、5人の先発ローテに生き残れる可能性があることを指摘している。

 リック・レンテリア監督も「彼は通用している。若造じゃないんだ」と信頼を示し始めている33歳左腕。渡米後、長らく辛酸をなめたオールドルーキーの苦労がついに報われようとしている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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