ライバル離脱でイチローに定位置奪回のチャンス!? 40歳のスピードはプレーオフ進出への糸口になるか?

40歳にして衰えぬイチローのスピード

 ヤンキースのイチロー外野手が、ライバル離脱でライトの定位置奪回に一歩近づいた。カルロス・ベルトラン外野手が、右肘骨棘障害再発の疑いで20日(日本時間21日)のアストロズ戦を緊急欠場。チームドクターのクリス・アーメッド医師の診察を受けた。地元紙ニューヨーク・ポストは「カルロス ベルトラン、肘の問題がつきまとう」との見出しで特集している。

 同紙によると、ジョー・ジラルディ監督はベルトランの症状について慎重に説明したという。その内容からは少なからず失望も読み取れる。

「現段階で何かを話すのは早過ぎる。火曜日(19日)の試合のあるスイングで(肘に)少し違和感が出た。その試合はプレーを続けた。彼がすごくいいプレーをしていたところだったので、間違いなく最悪のタイミングだ。どうなるかは分からないが、1、2日(の欠場)になることを望む」

 右肘痛に悩まされるベルトランは今季序盤に遠投ができなくなり、最近まで指名打者のみでの起用に留まっていた。ただ、痛みが癒えて先月末に守備練習を再開すると、今月16日のレイズ戦ではライトで先発し、久々に守備に就いた。20日のアストロズ戦では当初、ベルトランを指名打者に戻す予定だったというが、結局は欠場となった。

 一方、イチローはこの試合に「9番・ライト」で2試合連続スタメン。二塁打を含む4打数2安打と活躍し、同点の5回裏には40歳にして衰えぬスピードで魅せた。

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