確実に迫る“Xデー” 田中将大はいつメジャー復帰を果たすのか

日米メディアも予想し始めている田中のメジャー復帰戦

 ヤンキースの田中将大投手が順調に復帰への道を進んでいる。25日(日本時間26日)からはチームの遠征に帯同しており、28日には敵地デトロイトでのタイガース戦前に、負傷後初めてシミュレーテッド・ゲームと呼ばれる実戦形式の打撃練習に登板することが決定している。

 リハビリは、いよいよ“実戦登板”に突入するが、気になるのは確実に迫っているメジャー復帰戦の時期だ。日米メディアの予想も少しずつ出始めているが、“Xデー”はいつになるのだろうか。

 あらゆる要素を考えると、9月12~14日の敵地ボルティモアでのオリオールズ戦となる可能性が浮上してくる。

 まず、田中は今後、復帰までにどのような段階を踏んでいくのか。同じヤンキースのマイケル・ピネダを参考にすれば、そのプランは見えてくる。右肩痛で離脱していたピネダは、8月13日のオリオールズ戦でメジャー復帰。その後、好投を続けている。

 ピネダが初めてシミュレーテッド・ゲームに登板したのは、7月29日のことだった。ここで3イニングを仮定して45球を投げている。状態が良好であることが確認されると、マイナーゲームでのリハビリ登板がスタート。8月3日には3Aスクラントンで58球、さらに8日にも登板して72球を投げている。そして、メジャー復帰という流れだった。

 メジャーでは、負傷した選手は復帰前になると、キャンプと同じような流れを踏んでいく。つまり、シーズン中の先発ローテーションを想定した中4、5日での登板を続けながら、15球ずつ球数を増やしていく。15球というのは、1イニング想定の球数だ。ピネダもシミュレーテッド・ゲームから中4日で45球、60球、75球と増やしながら登板を続け、最後も中4日でオリオールズ戦の復帰マウンドに上がった。

 これを田中に当てはめてみよう。

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