前田健太がメジャー6球団の争奪戦に? 米メディアが分析

メジャースカウトも「とても落ち着いたピッチャー」と評価

 一方で、今季を含めここ数年、前田のピッチングを視察している、あるナ・リーグのスカウトは「派手さはないが、とても落ち着いたピッチャー。5種類のボールでストライクを奪うことができる」と評価している点も伝えられており、記事では「前田は田中の小型版と見なされており、スプリットはそこまでのレベルではない。それでも、90マイル台中盤の速球と5つのボールがあることは感銘的に見える」と分析している。

 そして記事はこう締めくくっている。

「日本の投手は同じチームから関心を示されることが多い。ヤンキースは田中と黒田博樹を擁しており、再び日本市場にピッチャー獲得に参戦するのか、それとも田中の負傷の恐怖により手を引くのか気になるところだ。ドジャース、エンゼルス、カブス、オリオールズ、ブルージェイズ、そして、レッドソックスが(前田獲得に)参戦することになるだろう」

 日本のプロ野球出身の投手は今季もメジャーで結果を残してきた。先発では田中やレンジャーズのダルビッシュ有投手が前半戦で好成績を収めながら後半戦で離脱しているが、マリナーズ岩隈久志投手、黒田、カブス和田毅投手らが好投を見せ、チームから評価されている。日本で実績と修練を積んだ前田も現時点でメジャー6球団が獲得に名乗りを上げる可能性が浮上している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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