巨人がリーグ優勝へ、優勝マジック22が点灯

巨人の優勝マジック対象チームの横浜DeNAが敗れる

 巨人が2位・広島との首位攻防戦3戦目を宇都宮で戦い、澤村拓一投手の好投などで1-0でカープを下した。広島のほかまだ自力優勝の可能性が残っていた、巨人の優勝マジック対象チームの横浜DeNAが甲子園で阪神に3-5で敗れたため、ついに巨人に優勝マジック「22」が灯った。

 巨人の先発は8月28日の前回登板で阪神を相手に2安打完封勝利を挙げた澤村。その時と同じキャッチャー・小林誠司とのバッテリーでカープ打線に挑んだ。2、3回と連打を浴びて、ピンチは招くも力のある直球で押した。

 5回には相手ピッチャーの福井にライトオーバーの二塁打を打たれ、四球も絡んで2アウト満塁という、この日最大のピンチも、4番に入ったロサリオを空振り三振に仕留めた。澤村は絶好調のロサリオを3三振に抑えたのが大きかった。

 その裏、巨人は片岡治大、澤村のヒットなどからチャンスを作り、長野久義のセカンドゴロの間に1点。この1点を澤村が7回、西村健太朗、山口鉄也、スコット・マシソンが残りの2イニングを無失点で締めてゲームセット。澤村は3勝目(3敗)をマークした。

 横浜DeNAは阪神との通算成績が46勝28敗と虎キラーと称される三浦大輔が先発。5回まで2失点にまとめていたが、3-2の6回裏、ヒットと味方のエラーから2アウト満塁のピンチを招き、坂克彦の内野安打で同点、上本博紀のレフトへの2点タイムリーで勝ち越された。

 巨人は明日5日から神宮球場でヤクルトと、広島は横浜スタジアムで横浜DeNAと対戦する。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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