田中将大らの負担軽減へ ヤンキースは来季ローテ6人制を本格導入すべき?

ヤンキース監督が田中の起用法に言及

 右肘靭帯部分断裂のリハビリを順調に進め、メジャー復帰が見えてきたヤンキースの田中将大投手の来季起用法について、先発5投手で中4日での登板となる通常のローテーションよりも1日多く間隔を空ける先発6人ローテーションを導入すべきとの論調が高まっている。

 ローテ6人制についてはすでにヤンキースのラリー・ロスチャイルド投手コーチが田中復帰時のプランとして検討していることを明かしており、慎重なリハビリを進める田中の肘を守るためにヤンキース首脳陣は来季以降について様々な予防策を検討している。

 田中は今月中に予定されているメジャー復帰登板を経ても右肘痛が再発しなかった場合、ひとまず靭帯を再建するトミー・ジョン手術を回避でき、来季開幕からの先発ローテーション入りも見えてくる。

 ESPNによると、田中の順調な回復を受け、来季の起用法を質問されたジラルディ監督は「とても慎重になるね。まず彼の状態を見たい。中4日での登板というのが基本だろうが、余分な休みを与えることができる時は毎回、間違いなく彼には1日余分に休みを与えるだろう」と語っている。

 田中に1日多く休養を与え、肘の負担を軽減するには先発ローテーションを現行の5枠から6枠に増やす必要がある。現在右肘の炎症で戦線離脱しているレンジャーズのダルビッシュ有投手が提唱し、メジャーでも大きな反響を呼んでいる先発ローテーションの6人制が解決策の一つとなる。それはひいては、現在MLBで多発している投手の肘の故障予防策にもなり得る。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY