イチロー以来の“3冠”達成が浮上 アストロズのアルトゥーベの200安打到達で改めて注目される日本の安打製造機の偉業

イチローがメジャー史に刻んだ偉大な記録と記憶

 シーズン200安打はアストロズでは史上2人目の偉業。名プレーヤーとして知られるクレイグ・ビジオ二塁手が1998年に達成して以来となる。

 もっとも、奇しくもイチローが暴れ回っていたセーフコ・フィールドで達成されたとあって、マリナーズの番記者も敏感に反応した。日本の誇る安打製造器を比較に出し、ツイッターで速報している。

 地元紙TNTのボブ・ダットン記者は「アルトゥーベには偉大な達成となったが、それと同時に、2001年から10年まで年平均約224安打を放ったイチロー・スズキのような展望があるのか考えてしまう」とツイート。アルトゥーベファンから「もっとヒットを打つだろうし、まだ24歳だぞ」と反論されると「224本も打てると思うか? このあと10年連続で?」とイチローがメジャー史に刻んだ偉大さを評した。

 イチローが成し遂げてきた偉業は、今もシアトルの人々の心に色褪せることなく残っている。それだけに、昨年からマリナーズと同じア・リーグ西地区に移ってきたアストロズのベストプレーヤーであるアルトゥーベが、どこまで記録を伸ばすかにも注目が集まっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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