ソフトバンクがロッテに競り勝ち、大きな1勝 中田が11勝目、サファテは36S
オリックスとのゲーム差を4.5に広げる
首位ソフトバンクは、本拠地に千葉ロッテを迎え3-2で勝利した。2位オリックスが敗れたため、ゲーム差は4.5に広がった。
ソフトバンク・中田、ロッテ・成瀬の先発で始まった試合は、1回表にいきなり動く。ロッテ先頭の加藤が死球で出塁すると内野ゴロの間に2塁へ進み、2死後に4番デスパイネが打席に入る。デスパイネは2-2からの変化球にタイミングを外されたものの、バットの根元に当たった打球が1、2塁間を破り、加藤が俊足を飛ばしホームイン。ロッテが幸先良く先制点を挙げた。
ソフトバンクも2回裏、柳田が内野安打で出塁し2盗を決め、2死2塁でキャプテン松田を迎える。松田は2-2から膝元に入ってくるスライダーを上手く叩くと、打球はレフトスタンド最前列に飛び込み17号2ランホームラン。ソフトバンクが逆転に成功する。
逆転してもらった中田もピリッとせず、3回表2死から岡田にツーベースを許すと、続く鈴木がライト前へタイムリーを放ちロッテがすぐさま同点に追いつく。
4回裏、ソフトバンクは4番李大浩からの攻撃。2-2から成瀬が投じた外角低めへのストレートを、李は逆らわないバッティングで右方向へ運ぶと、打球は伸びてライトスタンドへ飛び込む。「ヘッドの重みをうまく利用できた」と語った李の15号ソロホームランで、ソフトバンクが3-2と勝ち越しに成功。
ソフトバンクは1点差を守るため、6回途中で中田から岩嵜へ投手交代。7回からは森、五十嵐と鉄壁のリリーフ陣が小刻みに継投してリードを守る。9回表、ロッテは抑えのサファテに対して粘りを見せ2死3塁のチャンスを作る。ここでロッテは代打の切り札福浦を送るがショートゴロに終わり、ソフトバンクが接戦をものにした。
先発の中田は5回1/3、85球を投げ11勝目(5敗)を挙げた。9回を締めたサファテは36S(6勝1敗)となった。
ソフトバンク対ロッテ ダイジェスト【パ・リーグTV】
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count