低迷するヤンキースで数少ない光明? ベタンセスが「伝説の守護神」リベラを超える

レイズ戦で今季奪三振が132個目に到達

 2年連続でプレーオフ進出を逃すことが濃厚となっているヤンキース。失意のシーズンで数少ない光明の1つとなっているのが、セットアッパーのデリン・ベタンセス投手だ。3-2での勝利を飾った17日(日本時間18日)のレイズ戦では8回から登板。2三振を奪う活躍で今季の通算奪三振を132個まで伸ばした。

 実は、これは昨季限りで現役を引退したマリアノ・リベラ投手を超える快記録だった。絶対守護神がマークしたヤンキースの救援投手としての年間奪三振記録(130個)を更新。しかも、レギュラーシーズンを11試合残す段階での偉業となった。

「メジャー最高で最強のクローザーと比較されるなんて……。彼はたった1球種で投げ切った。それが信じられないほどの驚きだよ」

 ESPNによると、地元ニューヨーク出身の26歳のルーキーは声を振るわせたという。

 トレードマークのカットボールのみでメジャー史上最多の652セーブを記録したリベラは、1996年に130奪三振を達成した。しかし、この時は107回2/3で到達しており、ベタンセスはわずか87回2/3で偉人超えを達成している。

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