米紙が黒田博樹の今季限りでの引退の可能性を報じる ヤンキース監督は“まだやれる”と確信

ジラルディ監督「彼が投げられないという兆候はどこにもない」

 ヤンキースは、来年2月に40歳になる黒田に再契約のオファーを出す可能性が高い。ジョー・ジラルディ監督は、その去就について次のように話したという。

「ヒロがどんなプランを持っているのか、誰もまだ知らない。オフに話し合いを持つことになるだろう。だが、彼のピッチングは素晴らしかった。(メジャーで通用することは)間違いないと私は確信している。彼が投げたいと思うか、その意思にかかっている。彼が投げられないという兆候はどこにもない」

 今季最終登板は、25日にヤンキースタジアムで行われるオリオールズ戦となることが濃厚。黒田にとっても特別な一戦になることは間違いない。

 ジャーナル・ニュースの記事では、冒頭にこんな表現が使われている。
 
「ヒロキ クロダはヤンキースタジアムで最後の試合に登板する時、試合前のセレモニーはないかもしれない。(ジーターのように)ナイキは素敵なビデオを作成しないだろうし、かつての同僚も新たな旅立ちの幸運を祝うこともないだろう。ユニフォームの袖に18番のワッペンを付けることもないだろう。だが、3年間の激動のローテーションにあって、クロダは必要不可欠な安定感として存在した」

 黒田は米メディアの取材に対して、去就の決断に時間をかけるつもりはないことを明かしたという。マウンドを降りた後、エースにはどんな感情が芽生えるのだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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