現地メディアでもその去就問題が出始めたイチロー 「メジャー史に名を残す偉人」に待ち受ける未来は
メジャー3000安打まであと160本としたイチロー
ヤンキースのイチロー外野手が22日(日本時間23日)のオリオールズ戦で8番ライトで先発し、3打数1安打1得点2盗塁、4試合連続安打で打率を.286とした。前日21日のブルージェイズ戦では今季24回目のマルチ安打をマーク。2連勝を飾るチームに貢献している。
そのイチローに関し、地元メディアは来季は他チームでプレーする可能性が高まっているとの見方を示している。地元紙ジャーナル・ニュース電子版が報じている。
記事は「イチロー スズキはまたマルチヒットを記録した」とヤンキース打撃陣の中でイチローが高打率を残している点を指摘しつつ、「彼が来季以降もプレーを続けたとしても、おそらくピンストライプのユニフォームではないだろう」と伝えている。一方で、移籍の可能性が高いとする理由については触れていない。
イチローは今季343打数で98安打。6試合を残して、21年連続でのシーズン100安打まであと2本に迫っている。 レギュラーという立場にはない中で、着実に安打を重ねており、メジャー通算安打も2840本。3000本の金字塔まで残り160本だ。そんなイチローは守備も走塁も高いレベルを維持しており、41歳で迎える来季もヤンキースに必要な人材となり得る。ただ、チーム方針や本人の意向により、より多くの出場機会が望める新天地に移る可能性は否定できない。
今季開幕時は5番目の外野手と位置づけていたジョー・ジラルディ監督は、その厳しい立場を事前にイチローに伝えていたようだ。