レッドソックス監督が来季も守護神・上原に期待 「我々はコウジを引きとめたい」

「ブルペンのアンカー役を任せたい男」

 圧巻のピッチングを続けていた上原は自身初のオールスターに選出されるなど、好調を維持していたが、終盤スランプに見舞われた。切り札のスプリットが甘く入ることが多く、相手打者に打ち込まれ、8月15日までは防御率1・27と圧巻の成績を誇ったが、以降の6試合で4回2/3で10失点、その間の防御率は19・29と惨憺たる結果となった。

「どんなエリートのピッチャーでも、全てのピッチャーはパフォーマンスが落ちる時期はある。コウジもそうだった。年齢に関わらず、彼は素晴らしいパフォーマーだ。ブルペンのアンカー役を任せたい男なんだ」

 指揮官はこう話し、来季もクローザーを任せたい意向を示している。上原は一時の不調で9月途中からセットアッパーに回ったが、今季最終登板となった9月25日のレイズ戦(11-1勝利)では9回に久々に登場。1奪三振を含む、三者凡退に抑えている。

 ファレル監督は守護神・上原に対して絶大な信頼を改めて示し、来季もフェンウェイ・パークを盛り上げる「コウジタイム」に大きな期待を寄せていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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