楽天が35年ぶり、前年リーグ優勝&日本一からの最下位 星野監督の最後を飾れず

則本は204Kで最多奪三振のタイトルを獲得

 今季、パ・リーグ最終戦となった楽天-オリックス(コボスタ宮城)は延長10回の末、3-2でオリックスが逆転勝利。楽天は64勝80敗で勝率で西武を上回れず、6位に終わった。

 楽天は初回に西田の犠牲フライで先制。先発の則本が好投していたが、7回にT-岡田に右中間席にホームランを浴びて、同点とされた。則本は8回1失点、10奪三振の快投。合計204Kで最多奪三振のタイトルを獲得した。

 延長10回にオリックスは楽天3番手のファンミルから駿太、安達のタイムリーで2点を勝ち越し。その裏、楽天は松井稼にタイムリーが出たが、1点差で敗れ、今季限りで退任する星野監督の最後を勝利で飾れなかった。

 前年度日本一からの最下位は2010年にリーグ3位からCS突破し日本一になったロッテ以来(2011年最下位)のことだが、リーグ優勝を経て日本一になり、翌年最下位となったのはパ・リーグ史上初。セ・リーグでは1961年の大洋(1960年日本一)、1979年(1978年日本一)のヤクルトが経験しており、NPB全体では3球団目。35年ぶりの屈辱となった。

 なお最終戦までもつれた首位打者争いは、この日出場しなかったオリックスの糸井が打率3割3分1厘で、同日2安打の楽天・銀次の3割2分7厘を抑え、タイトルを獲得した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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