ロイヤルズ青木宣親の同僚が“挑発的発言”!? 「敵地には戻らない」と本拠地決着に自信

「僕たちが第3戦に勝ったら、彼らは厳しい状況になる」

 青木宣親外野手が所属するロイヤルズのジャロッド・ダイソン外野手が、ア・リーグ優勝決定シリーズで2勝と先行する状況で、相手のオリオールズに対する“挑発”ともとれる発言を残し、物議を醸している。ESPNが報じている。

 ワイルドカードで勝ち進み、快進撃を続けるロイヤルズは11日の第2戦で6-4での勝利を飾り、ア・リーグ東地区の覇者から敵地2連戦で2勝を奪い取った。勝利の高揚感が韋駄天の口を軽くしたのだろうか。地元紙の記者に「敵地カムデン・ヤードに戻るか」と質問をされたダイソンは「いや、僕はそうは思わない。彼らもそうは思っていないと思うけど」と語っている。

 13日(日本時間14日)の第3戦からは、ロイヤルズのホームであるカンザスシティで3連戦が行われる。「敵地に戻らない」という発言は、本拠地で2勝を挙げ、4戦先勝のシリーズに決着を付けることを意味する。

「これは言っておきたいのだけれど、もしも僕らが第3戦に勝ったら、彼らには厳しい状況になる。椅子に座り、鏡に向かい、“オレたちは次の4試合勝てる”と言い聞かせる状況になる。(4連勝は)難しいでしょ。全ては明確な状況。僕は正直なだけだ」

 試合終盤に青木らの代走として登場することが多いダイソンは、こう語ったという。球界最速と呼ばれるテレンス・ゴアとともにベンチから圧倒的なスピードでロイヤルズの勝利に貢献してきた切り札。レギュラーシーズンでの盗塁数もリーグ最多を記録している。

「僕たちがここまで上り詰めてきて、ここまでいい試合をするなんて(オリオールズは)予想しなかったと思う。多くの人々は、僕たちが単純な運で勝ってきたと思っているかもしれないけれど、僕は純粋な気合いと自信と勝利への意思の結晶だと思う。みんな決意を固めている。ワールドシリーズへの飢餓感がすごいんだ」

 この快進撃は、あくまでも運ではなくて実力。勝利への執念が、相手よりも勝っていただけだとダイソンは語っている。

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