中田翔が決めた! 日本ハムが2年ぶりのCSファイナルステージへ!

パ・リーグは5年連続3位チームがファーストステージを制す

 日本ハムが、中田翔の一発で4時間超えの激闘を制し、クライマックスシリーズ(CS)・ファイナルステージ進出を決めた。日本ハムは2012年以来のCS・ファイナルステージとなる。

 先制したのはオリックス。12日の第2戦で右太もも裏を痛め、登録抹消された平野恵一に代わり、1番に入った駿太が日本ハム先発のメンドーサの初球を振り抜き、ライトスタンドへ本塁打を放った。その前のセンターの守備では日本ハム・西川の打球をファインプレーでアウトにした乗っていたリードオフマンの目の覚める一発だった。

 オリックス先発は西勇輝。2回までは走者を出さない完璧なピッチング。3回は大引に四球を与え、続く大野のピッチャー返しの打球を足に当てる内野安打を浴びた。満塁とされ、ピンチを背負ったが後続を断ち、無失点。粘りのピッチングを見せた。メンドーサも走者を出しながらも立ち直り、1-0のまま、試合は進んだ。

 6回、日本ハムは小谷野のレフト線二塁打、近藤のレフト前ヒットなどで1アウト1、3塁とすると、ここでベンチは今シーズン限りで引退を表明してる稲葉を代打に送った。ベテランは期待に応えて、低めの球をうまく拾い、ライト前へタイムリー。同点に追いついた。このシリーズ、代打で2打数2安打2打点と稲葉は勝負強い打撃を見せた。

 同点の8回裏。先頭アーチを放った駿太が左中間二塁打で出塁。続く安達の打席で日本ハムはバントは想定した守備だった。ここで森脇監督はバントエンドランのサインを送り、見事成功。1アウト3塁とチャンスを作った。しかし続く糸井、T-岡田は空振り三振に倒れ、得点機を生かせなかった。

 そして迎えた10回表、先頭で打席に入ったのは4番・中田翔。中田は9回から登板していたオリックス抑えの平野佳から、センターバックスクリーンへ飛び込む特大の一発を放ち、日本ハムがついに1点をリード。

 10回裏、抑えの切り札増井が1点リードを守り切り、日本ハムが2勝1敗でファイナルステージ進出を決めた。


オリックス対日本ハム ダイジェスト【パ・リーグTV】

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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