13歳天才野球少女のWS始球式が全米で話題に 「ストライクを投げることができてとても良かった」

最速112キロを繰り出す少女は一躍“スター”に

 25日(日本時間26日)にサンフランシスコで行われたジャイアンツとロイヤルズのワールドシリーズ第4戦で、天才野球少女として今夏全米を沸かせたモネ・デービスさんが始球式を行い、話題となっている。その様子をUSAトゥデイ電子版なども伝えている。

 8月に行われたリトルリーグのワールドシリーズで女子として史上初となる勝利投手となった13歳のデービスさんは全米の注目を浴びた。最速70マイル(112キロ)の速球を操る少女は9月には米野球殿堂博物館にユニフォームが寄贈され、若くして“殿堂入り”を果たしている。

 この日、デービスさんは颯爽とセレモニーに登場すると、リトルリーグWS全米の部の優勝チームの選手らとともにマウンド上へ。満員の観客や、ハンク・アーロン氏をはじめとする数々の名プレイヤーが見守る中、難なくストライクゾーンに球を投げると、スタジアムは大きな歓声に包まれた。

 始球式の後、デービスさんは「(メジャーの)ワールドシリーズの場に立てたこと自体がとってもクール」と喜び、また「ストライクを投げることができてとても良かった」とコメント。始球式での投球をハンク・アーロン氏に褒められたことを報告しながらも、今年一番の思い出は「(地元フィラデルフィア・フィリーズのスター選手)チェイス・アトリーと電話で話したこと」と語っている。

 将来の夢は女子バスケットプロリーグのWNBAでプレーすることと公言しているデービスさん。すでにメジャーでの始球式も経験済みで今度はワールドシリーズで大役を務めるなど、その人気は高まるばかりだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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