完封勝利のバムガーナーは“WS史上1位”の防御率0.29! 崖っぷちのロイヤルズも1/3の確率で逆転Vの可能性あり!?

ジャイアンツのエース左腕がポストシーズンで刻む圧巻の記録

 ジャイアンツのエース左腕マディソン・バムガーナー投手が26日(日本時間27日)のワールドシリーズ(WS)第5戦でロイヤルズ打線を4安打に抑え、無四球8奪三振で完封勝利を挙げた。第1戦に続くシリーズ2勝目となった同投手について、早くもMVPに推す声が高まっている。

 これまでの記録集では、バムガーナーの驚異的な成績が浮き彫りとなっている。

 ワールドシリーズ史上で四死球なしの完封勝利はこの日で16回目。前回は1985年に世界一に輝いたロイヤルズのブレット・セイバーヘイゲン投手が第7戦で記録しており、実に29年ぶりの快挙だった。ジャイアンツでは1905年のクリスティ・マシューソン投手、1917年のルーベ・ベントン投手以来、史上3人目。また、無四球かつ8奪三振以上での完封はワールドシリーズ史上で初のことだった。

 さらにバムガーナーはこのポストシーズン(PS)で47回2/3を投げており、これは単一のポストシーズンで史上2番目に多い投球回となっている。左腕としては最も多く、1位は2001年のカート・シリング(ダイヤモンドバックス)の48回1/3。

 そして驚異的なのはこれまでワールドシリーズで31回を投げ、わずか1失点しか喫していないことだ。通算で12安打5四球27奪三振。防御率0.29はワールドシリーズで25回以上投げた投手で史上1位となっている。

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