来季40歳を迎える上原浩治はいまだ大人気!? 米移籍情報サイトで7球団の名前が浮上

「短期間にブルペン強化が必要な全てのチームが年齢関係なしに上原に興味を持つだろう」

 一方で不安要素として挙げられているのは来年40歳を迎える点だ。記事では「球団側は年齢面に疑念を持たざるを得ない」とし、蓄積疲労という懸念材料が存在するとしている。今季最後の7回2/3イニングで10失点を喫している数字を挙げ「過去2年間の登板過多が大きな蓄積疲労を生んでいるのではないかという疑念を呼んでいる」と指摘。さらに速球のスピードについて「上原は速球派ではないがファストボールの平均時速88・2マイル(約142キロ)はメジャーキャリアで下から2番目の数字。前年の89・2マイル(約143・6キロ)から明らかに落ちている」と分析している。

 特集では人格面についても言及。「チームメートとは明らかな言葉の壁は存在するものの、同僚とはうまくやっていける英語力を身につけ、異常なまでの人気を誇る」と高く評価。同僚のドレイク・ブリットン投手が「今までで会った中で最もクールな人間の1人」と評していることも紹介。選手などの物まねの達人でチームメートの笑いを誘うなど上原のムードメーカーとしての一面も伝えている。また、ボストンマラソンでの爆弾テロ事件の犠牲者の慰問など、熱心な社会貢献活動も評価されている。

 記事では最後に、上原の来季去就について分析。レッドソックス首脳陣が上原残留を熱望し、相思相愛な状況であることを紹介しつつ、今季終盤の出来などから今季のクオリファイングオファー(QO)の条件となる1530万ドル(16億5000万円)以下の年俸提示となると予想している。

 一方、「短期間にブルペン強化の必要な全てのチームが年齢関係なしに上原に興味を持つだろう。彼自身が来季の所属先としてワールドシリーズ出場を望める強豪に照準を定めている様子。レッドソックスに加え、ヤンキース、ドジャース、タイガース、ナショナルズ、カージナルス、ジャイアンツは全て上原に興味を持つだろう」と分析。契約については1年で1100万ドルと予想している。守護神は不惑を迎えてもなおFA市場で多くの球団が興味を示す状況にあるようだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

CATEGORY