イチロー&黒田博樹はヤンキースに残留する? 「さらに1年の契約を結ぶかもしれない」と現地メディア

ヤンキースとの契約を満了するイチロー&黒田の去就はいかに

 今季限りでヤンキースとの契約が満了となるイチロー外野手と黒田博樹投手がニューヨークの名門と契約を延長する可能性を現地メディアが報じている。ESPNが「ア・リーグ東地区の白熱するストーブリーグプレビュー」という特集で伝えた。

 特集記事では2年連続でプレーオフ進出を逃したヤンキースの今オフの重要な決断事項として、まずはデレク・ジーターの去った内野陣の再構築を挙げている。英雄の引退、さらには禁止薬物使用の問題で今季公式戦出場停止だったアレックス・ロドリゲスの復帰に伴い、内野陣の陣容が大きく変化する可能性を指摘している。

 次に昨季ヤンキースで奮闘し、フリーエージェントになるイチローと黒田に関して「ベテランのイチロー・スズキとヒロキ・クロダはチームに有利な条件でさらに1年の契約を結ぶかもしれない」と分析。2015年の1シーズンに関して年俸などの条件を下げて契約を延長する可能性を指摘している。

 イチローは今季序盤に外野手の5番手という位置付けで代打、代走、守備固めという限定的な起用法となったが、一時はライトの定位置を確保するなどし、359打数102安打、打率2割8分4厘、22打点、1本塁打、15盗塁という成績を残した。メジャー通算3000本安打という金字塔に156本と迫っている。

 一方の黒田は故障者続出のヤンキース先発投手陣において唯一ローテーションを守り抜き、199イニングを投げ、11勝9敗、防御率3・71。5年連続2桁勝利という偉業も成し遂げた。

 これまで地元メディアの間ではイチローに関してヤンキース残留の可能性は低いとの見方も出ていたが、今回、契約延長の可能性を指摘する報道が飛び出した形。熱戦が続いたワールドシリーズはジャイアンツの世界一で幕を閉じた。今後はイチローや黒田らをはじめとするフリーエージェントの話題が全米で加熱していくことになりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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