日本から羽ばたいたスター選手 元広島のソリアーノが現役引退を表明

広島でのプレーは「大きな経験だった」

 ヤンキースなどで活躍した元広島のアルフォンソ・ソリアーノ外野手(38)が、現役引退を表明したことが分かった。地元・ドミニカ共和国メディアのリポーターがツイッターで明かしたことを受け、スポーツ雑誌のスポーツ・イラストレーテッドら米複数メディアも報じた。

 38歳のソリアーノはドミニカ共和国でラジオ番組に出演し「ゲームでプレーするための愛と情熱を失った。今現在は家族が最も大切。私自身の体は素晴らしい状態にあると思っているが、心は野球に向いていない」とコメントした。

 ソリアーノは広島がドミニカ共和国に所有していた野球スクール「カープアカデミー」で才能を認められて来日。1996年は2軍で実力を磨き、21歳だった1997年には1軍で9試合に出場した。その年に任意引退の形で退団し、ヤンキースに入団。2001年には二塁手としてレギュラーに定着し、翌2002年には39本塁打を放つなど活躍し、スタープレーヤーの仲間入りを果たした。

 その後、外野にポジションを移しながらレンジャーズ、ナショナルズ、カブスと渡り歩き、昨年7月にヤンキースに復帰。今季はレギュラーのDHとして開幕を迎えたが、67試合で打率2割2分1厘、6本塁打、23打点極度の不振に陥り、7月に戦力外通告を受けた。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY