【21Uワールドカップ】侍21U代表、決勝で散る 台湾が来季西武入団・郭俊麟の好投で初代王者に

日本は大会8戦目にして初黒星、優勝を逃す

 台湾・台中で開催された第1回21U(21歳以下)ワールドカップの決勝戦が16日に行われ、日本代表は台湾代表に0-9で敗れ、優勝を逃した。台湾は来季西武に入団する22歳のエース郭俊麟が7回無失点と好投。大会初代王者に輝いた。

 日本の先発は楽天の森。立ち上がりからコントロールが安定せず、2回に2つの四球とヒットから1アウト満塁とされると、2番の李宗賢に押し出し四球を与える。早めの交代で、2番手に阪神ドラフト1位の横山をマウンドに送ったが、エラーと併殺崩れの間に2点を失い、3点をリードされた。4回にも横山が2本の二塁打などで2点を失い、0-5とリードされた。

 一方、打線は郭のキレのあるスライダーに苦しみ、得点を奪えない。4回もソフトバンク・牧原、日本ハム・近藤の連打でノーアウト1、2塁とチャンスを作ったが、連続三振に仕留められるなど、封じ込められた。

 地元の大声援に押された台湾に対して、リリーフの巨人・田口、中日ドラフト1位の野村らも勢いを止められず、失点。打線も相手の継投によって完封された。

 今回のW杯は国際野球連盟(IBAF)が主催した第1回の大会で、日本、台湾、チェコ、イタリア、韓国、メキシコ、ニュージーランド、オーストラリア、オランダ、ニカラグア、ベネズエラの11チームが参加。10日間の日程で行われた。

 日本は1次ラウンドから怒涛の勢いを見せてここまで7戦全勝で決勝に進出。2次ラウンド最終戦では台湾を逆転で下していたが、勝負所で敗れてしまった。

 この結果、1位が台湾、2位が日本、3位が韓国、4位がニカラグア、5位がチェコ、6位がオーストラリアの順で大会を終えた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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