MLB指揮官が大谷の才能を絶賛 「とてつもないキャリアを送ることになる」

「かなり優秀なピッチャーの有望株の1人」

 MLBオールスターチームを率いるレッドソックスのジョン・ファレル監督が18日の日米野球第5戦で先発した大谷翔平投手(日本ハム)を高く評価している。MLB公式サイトで紹介されている。

 大谷は日米野球の第1戦の8回に3番手としてマウンドに上がり、エスコバル(ロイヤルズ)、ファウラー(アストロズ)、ゾブリスト(レイズ)と三者凡退で打ち取った。

 さらに初先発となった第5戦では初回先頭のア・リーグ首位のアルテューベ(アストロズ)にヒットを許したものの、その後、プイグ(ドジャース)ら来日メンバーの中でも屈指の強打者を三者連続連続三振に仕留めた。この日は制球が安定せず、メジャー打線を完璧に抑え込むことはできなかったが、その実力の片りんを見せつけた。

 この20歳右腕に関してファレル監督は「彼の年齢で時速100マイル(約160キロ)近く出すなんて、そんな若い投手を目にすることは実に感銘的だ。すごく冷静な一面も持っている。大きくてしなやかな体で、ものすごく腕の振りが速い。すごくいいピッチャーに見えるよ」と話しており、すっかり心酔した様子。

「彼の身体能力を見るに、とてつもないキャリアを送ることになるだろう。彼の将来は明るいよ。どの国の出身ということに関わらず、かなり優秀なピッチャーの有望株の1人。球場にいる誰もがわかるだろう」

 そう続けたファレル監督。上原浩治投手や田澤純一投手らを擁して2013年シーズンにワールドシリーズを制しているレッドソックス指揮官の頭にも、大谷が秘めるポテンシャルの高さはしっかりと刻まれたに違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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