侍ジャパンが日米野球白星締め! 広島&ソフトバンク勢で5打点

菊池が3安打&美技で勝利に貢献

 日米野球の親善試合が20日、沖縄セルラースタジアム那覇で行われ、侍ジャパンが6-4でMLBオールスターチーム(MLB選抜)を下した。菊池(広島)が3安打1打点に加え、守備でも美技を披露。今宮(ソフトバンク)も3安打1打点と勝利に貢献した。

 MLB選抜はサンティアゴ(エンゼルス)、侍ジャパンは武田(ソフトバンク)が先発。

 武田は初回、先頭エスコバル(ロイヤルズ)のピッチャーゴロを1塁に悪送球。無死2塁とされると、2番アルテューベ(アストロズ)の内野安打、3番モーノー(ロッキーズ)の犠牲フライでいきなり1点を失う。

 1点ビハインドを背負った武田を助けたのはソフトバンク勢だった。2回、5番内川が四球で出ると、6番松田のライト前ヒットで2塁へ。1死後、8番今宮のタイムリーで生還し同点に。今宮は3回にも好守を披露し、3回を投げて4安打4四球と苦しんだ武田を援護した。

 侍ジャパンは4回、1死1、3塁から山田(ヤクルト)のセンターフライの直後に相手の悪送球で1点を勝ち越し。その裏のMLB選抜の攻撃では1死からアルテューベのセカンドゴロを菊池が前進しながらキャッチし、グラブで一塁にトスする美技を披露。好守で会場を沸かせた。

 さらに5回にはMLB選抜の2番手・和田(カブス)から菊池が初球をライト前に弾き返すと、続く丸(広島)も初球を打ち、ライトを超えるスリーベース。“菊丸コンビ”で1点を追加した。

 MLB選抜は5回先頭の4番ロンゴリア(レイズ)がレフトスタンドに叩き込み、1点を返すも、侍ジャパンは8回1死2、3塁の場面で柳田(ソフトバンク)が左腕チョート(カージナルス)からセンター前ヒットを放ち、2点を加点。さらに菊池が右中間にタイムリースリーベースを放ち、リードを4点に広げた。

 その後、MLB打線も粘りを見せる。8回無死2塁からモーノーが侍ジャパン4番手・岩田(阪神)からセンター前にタイムリーヒットを放つ。その後も1死1、2塁とチャンスを作るも、ここは岩田が踏ん張り、3点差で最終回の攻防へ。

 侍ジャパンは9回に1点を返されるもリードを守り切って勝利。この日は広島勢とソフトバンク勢が合わせて5打点と爆発。5試合制のシリーズを3勝2敗で勝ち越した後、最後の親善試合も白星で締めた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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