上原、田澤に追い風? 昨季世界一から一転、最下位のレッドソックスが377億円規模の大補強か

レスター復帰、サンドバル獲得に本腰

 上原浩治投手、田澤純一投手が所属するレッドソックスが、今オフのフリーエージェント(FA)市場で3億2000万ドル(約377億円)規模の大補強を展開すると現地メディアが報じている。米テレビ「CBSスポーツ」電子版が「レッドソックスが巨大なフリーエージェント二頭獲りを狙う。パンダとハンリー」と伝えた。

 昨季はワールドシリーズを制覇した名門だが、今年はどん底に転落。すでに、今季限りで契約満了となった守護神の上原と2年1800万ドル(約21億円)で契約更新するなど、2015年シーズンに向けた反撃態勢をいち早く整えている。

 ここに来て、他の大物獲りの動きも顕在化している。今季途中にキューバ出身の強打者ヨニエス・セスペデス外野手とのトレードでアスレチックスに放出し、シーズン後にFAとなったかつてのエース、ジョン・レスター投手と首脳陣が会談を持ち、推定総年俸1億2000万ドル(約141億円)の長期契約を提示したという。

 レッドソックス生え抜きで今季途中のトレード時にもボストン復帰の願望を公言していた左腕とレッドソックスは相思相愛との見方がある一方で、カブス、ブレーブスなども争奪戦に加わっていると報じられている。

 また、打撃陣の補強にも積極的だ。勝負強いバッティングでジャイアンツのワールドシリーズ制覇に大きく貢献したパブロ・サンドバル内野手が先週、ボストン入り。レッドソックスと直接交渉を持ち、球団側が総額9500万ドル(約112億円)のオファーを提示した模様だという。

「カンフー・パンダ」の愛称で知られるサンドバルに関してはパドレス、ジャイアンツも争奪戦に参戦。記事では、グスタボ・バスケス代理人が3球団とも条件的に同額であることを示唆する一方、サンドバル自身がレッドソックス移籍に傾いている発言をしていることにも言及。またESPNは、サンドバルの兄弟で共同代理人を務めるマイケル・サンドバル氏が今週中に去就を決断すると伝えたことを報じている。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY