レッドソックス、巻き返しに本気の大補強 次なる狙いは岩隈らエース級

昨季世界一から最下位に転落したレッドソックスが大補強を敢行

 今季ア・リーグ東地区最下位に沈んだレッドソックスが、オフの主役に躍り出た。複数の米メディアが24日、レッドソックスがドジャースからフリーエージェント(FA)となったハンリー・ラミレス内野手、ジャイアンツからFAとなったパブロ・サンドバル内野手を獲得したと報道。FOXスポーツ(電子版)によると、ラミレスは5年総額9000万ドル(約106億2000万円)で合意間近。また、CBSスポーツ(電子版)は、サンドバル内野手とは5年総額1億ドル(約118億3000万円)近い契約になると予想した。王座奪回を目指す伝統球団の巻き返しへの本気度が伺える大型補強となった。

 先発投手の補強が急務とみられていたレッドソックスが今オフの野手のFA市場で目玉だった2選手を獲得し、周囲を驚かせた。また、今季途中にアスレチックスへ放出した後、FAとなったジョン・レスター投手にも条件提示をしたという報道もある。

 レッドソックスには正遊撃手候補のボガーツがいるため、サンドバルが三塁を守れば、ラミレスは左翼で起用される見通し。そうなれば、キューバ出身のセスペデス外野手を交換要員に有力な先発投手の獲得を目指す可能性が高い。

 コムキャスト・スポーツ(電子版)のショーン・マクアダム記者は24日付の電子版記事で、右の強打者の補強を目指しているチームにフィリーズ、レッズ、マリナーズ、パドレス、メッツを挙げた。

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