元中日の左腕チェンがストーブリーグで大人気!? オリオールズがトレードで放出する可能性が浮上

条件のいいオファーがあれば放出も?

 実際に、チェンには今オフに入ってすぐにトレード話が持ち上がっていたことを記事では紹介している。交換相手として名前が挙がっていたのは、2011年にオールスター選出経験もあるエンゼルスのハウィー・ケンドリック内野手だったという。

 結果的にトレードは実現しなかったが、メジャー通算打率2割9分2厘を誇る好打者が交換相手だったという事実は「チェンの市場価値を表している」と記事では伝えている。さらに「ある関係者は、もしオリオールズが真剣にチェンを売ろうと考えれば、数人の若手有望株または即戦力といった、健全なリターンを得るこことができると話した」として、左腕をトレードに出した場合、大きな見返りを得られると見ている。

 オリオールズには、現時点で6人の先発ローテーション候補がいるという。確かに1人をトレードに出すことは可能だ。ただ、記事では左腕がチェンしかいないことに加え、今季は完全に才能が開花したことも指摘しており、チームが優先的に放出したがっているのは大型契約を残す右腕のウバルド・ヒメネスであるとしている。

 それでも、今季本塁打王のネルソン・クルーズがFAで流出したオリオールズは強打者の獲得を目指しており、条件のいいオファーが舞い込めば、トレードに応じる可能性は十分にある。日本で実力を磨いたチェンが、ウインター・ミーティング、そしてストーブリーグの注目株となりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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