イチローの去就問題が長期化も 「マーケットはホットではない」
これまで去就はすべて年内決着だったイチロー
ただ、外野が埋まっているヤンキース残留の芽はほぼ消えており、新チーム探しも難航しているようだ。長期化となれば、去就決定が越年となる可能性も十分にある。
イチローは2000年11月にポスティングシステム(入札制度)で単独交渉権を獲得したマリナーズと3年契約を結び、海を渡った。2003年12月にはマリナーズと4年契約を結んで残留。さらに、2007年7月にはシーズン途中で契約を5年延長した。
2012年7月にヤンキースにトレード移籍すると、同年12月には2年契約で残留が決定。つまり、これまで契約が切れた年も必ずチームが決まった状態で年越しを迎えていた。FAのままで2015年を迎えれば、初めて「無所属」での越年となる。
今オフは、野手FA市場の動きが早い。ただ、出場機会の確保などを優先的に考えれば妥協はできないため、ボッグス氏が慎重に各球団の出方を見ているという側面もあるだろう。イチローの所属先も早いタイミングで決まってほしいところだが、どんな決着を迎えるだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count