田中将大へのファンの支持率は驚異の94%! ヤンキースでNo1の信頼を集める

イチローは「残すべき」が下回る

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イチロー【写真:田口有史】

 また、黒田と同じくFAとなったイチロー外野手は「残すべきが」が46%。若干、不支持が上回っている。ニューヨークでの人気は高いが、残留しても出場機会は今年より減少すると見られ、球団側も再契約には消極的。ヤンキースファンも複雑な心境といったところだろうか。

 首脳陣では、采配を批判されることも多いジョー・ジラルディ監督が「残すべき」で68%と意外にも高い支持を集め、黒田と田中を指導するラリー・ロスチャイルド投手コーチも69%が「残すべき」としている。

 一方、今オフに入ってから契約を更新したキャッシュマンGMは「残すべき」が44%と低調。69%の支持を集めた2番手捕手のフランシスコ・セルベリがパイレーツ、76%の守護神デビッド・ロバートソンがホワイトソックスへ移籍とファンとの意識の違いが明らかになっている。

 薬物規定違反による1年間の出場停止から復帰するアレックス・ロドリゲス内野手は、残すべきがわずか29%。プレーに向けられるファンの目は厳しそうだ。

 さらに、今季限りで引退したジーターについては「行かないで!」「じゃあね!」の形でアンケートを実施。シーズン終盤はキャプテンを惜しむ声が相次いだが、「行かないで!」が38%という厳しい結果が出ている。

 シビアなニューヨークのファンが熱狂的に支持するほど、田中が今季の前半戦に見せたパフォーマンスは圧倒的だったと言える。ジラルディ監督は、田中に1年間のフル稼働を意味する32試合先発を要求している。不安要素を払拭し、ファンの期待に応えて真のエースへとなれるだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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