横浜DeNAが元巨人のロペスと契約合意を発表 「やれることは全てやる」

本人は日本でのプレーを希望

 横浜DeNAが12日、巨人を自由契約になっていたホセ・ロペス内野手と契約合意したと発表した。

 ロペスは球団を通じて「DeNAベイスターズのメンバーになれることを光栄に思います。大変嬉しく、大変興奮しています。DeNAベイスターズでプレーする機会を与えていただいたことを、球団に感謝します。全試合一生懸命プレーして、ベストを尽くし、チームの勝利に貢献するためにやれることは全てやることを誓います。横浜に行って、新しいチームメイトたちやコーチの皆さん、監督の中畑さん、そしてファンの皆さんにお会いするのが、今から待ちきれません」とコメントした。

 今年の補強では東野、岡島に続き、巨人でプレー経験のある選手がまた加わり、手強い存在となってきた。

 ロペスはマリナーズ時代にはイチローとプレー。WBCベネズエラ代表など経験豊富な31歳。2013年に来日し、昨年は3割3厘の成績を収めた。一塁の守備でも安定した守りを見せ、ゴールデングラブ賞を受賞。今年は134試合で打率2割4分3厘と落ち込んだが、チームトップの22本塁打を放つなど、まだ攻守とも活躍が期待できる。

 巨人では今年、阿部慎之助が一塁を守ることが増え、ベンチスタートになることも多く、代打など途中出場が増えた。ロペスは出場機会を増やそうと慣れない外野の練習をするなどし、その真面目な姿勢はチーム内でも評判は高かった。

 目立った故障もなく、帰国の際には日本でプレーすることを望んでいた。オリックスへと移ったブランコと比べると破壊力は劣るが、攻撃、守備とバランスのよいプレースタイルで、初のCS出場を後押ししてくれるだろう。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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