「韓国のAロッド」の注目の落札額は? 週明けにポスティング行使へ

イチロー超え、西岡超えはあるか

 メジャー移籍を目指す韓国ネクセンの姜正浩(カン・ジョンホ)内野手が、米国時間15日にポスティングシステム(入札制度)を行使すると複数の米メディアが報じた。FOXスポーツの名物記者であるケン・ローゼンタール氏は「彼の代理人のアラン・ニーロ氏によると、韓国人の遊撃手、カン・ジョンホは月曜日にポスティングされる」と第一報を報じている。

 27歳の姜正浩は遊撃手ながら強打を誇り、今季は国内リーグで116試合に出場。打率3割5分6厘、40本塁打、117打点の好成績をマークし、「韓国のAロッド」とも呼ばれる逸材だ。

 CBSスポーツは「メッツ、ジャイアンツ、アスレチックス、その他の複数球団がカン・ジョンホに熱視線を送っている」との見出しで特集記事を掲載。著名なジョン・ヘイマン記者による原稿で、注目度の高さがうかがえる。メッツやアスレチックスは遊撃手の補強を目指しているが、ジャイアンツは姜正浩を二塁や三塁で起用するプランのようだ。

 日本からポスティングでメジャーに挑戦した内野手の落札額は、2010年オフにツインズが西岡剛(ロッテ)に費やした532万9000ドル(現在のレートに換算すると約6億3000万円)が史上最高額。2位はデビルレイズに入団した岩村明憲(2006年オフ、ヤクルト)の450万ドル(同約5億3000万円)、3位は独占交渉権を獲得したヤンキースとの交渉が破談に終わった中島裕之(2011年オフ、西武)の250万ドル(同約2億9600万円)となっている。

 また、外野手ではイチローの1312万5000ドル(同約15億5000万円)が最高で、これは野手としてのアジア史上最高落札額でもある。

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