プロスポーツ史上最高額契約で衝撃の暴露 マーリンズは1/3しか払わない?

オーナーの話を暴露「実際のところは3億2500万ドルじゃない」

 パイレーツのフランク・コーネリー球団社長が、プロスポーツ史上最高額の13年総額3億2500万ドル(約384億円)でジャンカルロ・スタントン外野手と契約延長したマーリンズの“真実”を暴露した。地元紙トリビューン・レビューが報じている。

 オーナー会議でマーリンズのオーナー、ジェフリー・ローリア氏とデビッド・サムソン会長と会話する機会があったというコーネリー社長は、こう話したという。

「モノポリー(ボードゲーム)のお金みたいだと思わないか。彼らは素晴らしい契約だと考えているんだ。私は3億2500万ドルという金額を理解できなかったんだが、彼らは私にこう言ったんだ。“わかってないな。6年後にオプトアウト(契約破棄)できる権利が(スタントンには)あるんだ。最初の6年間はわずか1億700万ドル(約126億円)しかかからない。そのあとは彼は他(球団)でプレーできるんだ。だから、実際のところは3億2500万ドルじゃないんだ”」

 将来有望なスラッガーとスポーツ史上最高額で長期契約を結び、全世界の話題をさらったマーリンズの首脳陣は契約書に記された金額の1/3を支払った時点で“逃げ切る”方針だという、衝撃的な話を暴露したのだ。

 ESPNなどによると、スタントンとマリナーズの新しい契約は15年の年俸が650万ドル(約7億7600万円)で、16年が900万ドル(約10億円)、17年が1450万ドル(約17億円)と、23~25年の3200万ドル(約37億8000万円)に達するまでは次第に上がっていく仕組みになっている。最初の6年間の年俸総額は1億700万ドル。残りの2億1800万ドル(約258億円)は最後の7年間に対して支払われるというシステムだ。

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