ヤンキース社長が大物投手獲得に否定的発言 「田中がエースだ」
FA目玉投手獲得の可能性は「ほぼ存在しない」と地元メディア
ヤンキースのランディ・レビン球団社長が、今オフの移籍市場でタイガースからフリーエージェント(FA)となっているマックス・シャーザー投手ら超大物の補強に関して否定的な見解を示した。地元紙デイリー・ニューズが「ランディ・レビンいわく、ヤンキースが高額フリーエージェントを獲得する可能性はほぼ存在しない」との見出しで報じている。
ヤンキースは今オフ、オリオールズからFAの救援左腕アンドリュー・ミラー、ヤンキースからFAのチェイス・ヘドリー内野手、左腕クリス・カプアーノと契約。今季限りで現役引退したデレク・ジーター内野手の後釜には、将来のエース候補だったショーン・グリーン投手とのトレードで、ダイヤモンドバックスからディディ・グレゴリウス遊撃手を獲得した。
だが、大物はいない。昨年、今年と2年連続でプレーオフ進出を逃しているが、FA市場では鳴りを潜めている。しかも、再契約を目指していたブランドン・マッカーシー投手はドジャースに移籍し、今季からクローザーを務めたデビッド・ロバートソン投手もホワイトソックスに去った。
「現時点で我々の選手総年俸はメジャーでトップだ。ドジャースが来季、我々を上回るだろうが、それ以外の球団はない。(オーナーの)スタインブレナー家の伝統はもし、チームを強化できる方策があるのなら、そうように(キャッシュマンが)強化策を実行する。我々は市場を注視しているが、球団の現実にも配慮しなければいけない。例えば、投手陣を見れば、すでにかなりの高給取りが2人いるんだ」