大谷翔平の渡米時は最高落札額が確実? 「MLB球団の熱狂を巻き起こす」

米野球専門データサイトが実力を分析、20歳の実力を絶賛

 日本ハムの大谷翔平投手が、ポスティングシステム(入札制度)でメジャー移籍した場合、落札額は上限の2000万ドル(約24億円)が確実との評価を受けた。野球専門の米データサイト「ファングラフス」が日本と韓国でプレーする選手を分析する特集を行っており、20歳の右腕の実力を絶賛している。

 大谷はセイバーメトリクスの指標を使ったランキングで、今季70イニング以上を投げた日本球界の投手の中で5位に入っている。今季は24試合に先発し、11勝4敗、防御率2.61。さらに、打者としても10本塁打を放ち、NPB史上初となる「同一シーズンでの2桁勝利と2桁本塁打」を達成した。

 特集記事では、この若き才能について「メジャー挑戦に最も遠いかもしれない選手に焦点を当てたい。二刀流のスター、大谷翔平だ。彼は20歳」と紹介し、評価を始めている。「すでに日本で2番目の素晴らしい投手だ。キャリア通算217イニングで防御率は3.07。すごい」。二刀流にして、投手としての才能あふれる成績を残していることに感服している。

 今季はNPBの日本人最速記録を更新する162キロをマーク。その成長曲線はすさまじいものがある。11月の日米野球では、メジャーのスター軍団を相手に先発1試合を含む2試合に登板し、快速球を連発した。

 MLBオールスターを率いたレッドソックスのジョン・ファレル監督は「彼の年齢で時速100マイル(約161キロ)近く出すなんて、そんな若い投手を目にすることは実に感銘的だ。彼の身体能力を見るに、とてつもないキャリアを送ることになるだろう。彼の将来は明るいよ」と絶賛。MLB公式サイトでも「大谷は落胆させない」と伝えられた。

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