黒田博樹の広島復帰は「ヤンキースに大打撃」 米メディアが報じる

黒田の広島復帰により、ヤンキースは先発投手の補強が急務に

 黒田博樹投手の広島復帰を受け、ヤンキースが大打撃を受けると地元紙が報じている。地元テレビ「CBSスポーツ」電子版は「黒田を失うことは、ヤンキースにとってはローテーション補強の必要と同義」との見出しで報じ、ヤンキースが先発ローテーションを補強する必要に迫られていることを伝えた。

 ヤンキース残留や他球団移籍などメジャーでの現役続行、広島復帰、現役引退という3つの選択肢があった黒田に対し、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMはこのオフシーズン、黒田サイドからの回答を待ち続けていることを常々口にしていた。

 昨季故障者続出のヤンキースの先発ローテーションを唯一守り続けてきた黒田だけに、「ベテラン右腕、黒田博樹が2015年に故郷日本に戻り、1997年から2007年まで投げ続けたセ・リーグの広島に戻ることは、ヤンキースの来季に対する希望にとって十分に大打撃と言える」と記事では指摘している。

 黒田は3年間ヤンキースで活躍し、通算防御率は3・44。39歳とベテランの域に達しているが、安定感はいまだトップクラスだった。

 記事では「黒田が健康で効果的な存在であると考えると、彼の離脱は惜しまれるだろう。ヤンキースの先発ローテーションが現在未知なるピッチャー陣にかかっていることから見ると特にそうだ」と言及。ヤンキース先発陣の抱える具体的な不安材料も伝えている。

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