2014年を振り返る セ・パ プロ野球10大ニュース

パ・リーグでもメジャーリーガーの復帰が話題に、1位は進化を続けるあの選手

7位 オリックスが悔しい2位でオフに大補強を敢行

 FAで日本ハムの小谷野、アスレチックスマイナーの中島、横浜DeNAのブランコ、広島のバリントンを獲得。さらに、補強ではないが金子が残留するなど、最終戦で優勝を逃したオリックスが来季Vへ本気モード。

6位 ソフトバンク最終戦V、秋山有終の美を飾る 

 10月2日、ソフトバンクが本拠ヤフオクドームでオリックスに延長10回の熱戦の末、2-1でサヨナラ勝ちし、3年ぶり16度目(前身の南海の10度、ダイエーの3度含む)の優勝。優勝を決めた前日までに5連敗するなど苦しみ、リーグ戦最終の144試合目でのV決定だった。

5位 伊原、星野、秋山監督が辞任し、田辺、大久保、工藤監督と西武組が新指揮官就任

 西武の伊原監督は成績不振で休養。田辺監督代行が指揮をとり、来年から正式に監督に就任することが決まる。楽天の星野監督も電撃辞任。2軍監督で、今季途中には星野監督の不在時に1軍も指揮した大久保監督が就任。ソフトバンクも今季限りとなった秋山監督から工藤監督に。新監督としてそれぞれが船出する。

4位 西武・中村、メヒアが史上初の同球団W本塁打王

 チームは5位と低迷したが、中村、メヒアともに34本塁打で本塁打王に輝いた。メヒアはシーズン途中での加入。途中入団での本塁打王は史上初の快挙。

3位 松坂大輔がソフトバンクへ、9年ぶり日本球界復帰

 レッドソックス、インディアンス、メッツでプレーした「平成の怪物」こと松坂大輔が3年12億円でソフトバンクに復帰。DeNAとの争奪戦になったが、熱意が強かったソフトバンクを選択。広島復帰の黒田とともに活躍が注目される。9年ぶりの日本復帰。

2位 ソフトバンク大隣が難病から復帰 優勝に貢献し、同じ病気の人に力

 昨年6月に黄色靱帯骨化切除の手術を受けた大隣が、7月13日の日本ハム戦で1軍マウンドに復帰。昨年5月31日の広島戦以来となる登板で、8回の1イニングを三者凡退に抑えた。復帰後はシーズン3勝を挙げ、ポストシーズンや日本シリーズでも活躍。勇気と希望を与える活躍だった。

1位 日本ハム大谷がベーブルース以来の10勝&10本塁打

 日本球界で同一シーズンでは初となる「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」を達成。ベーブ・ルース(当時レッドソックス)が1918年に13勝&11本塁打をマークして以来、実に96年ぶりの「10勝&10発」の快挙。二刀流は躍進した。

番外編 日米野球、侍ジャパンが4投手でノーヒットノーラン

 日米野球の第3戦。日本は先発・則本(楽天)が5回、2番手・西(オリックス)が2回、3番手・牧田(西武)、4番手・西野(ロッテ)が、それぞれ1回ずつ投げて、無安打無失点。4投手でノーヒットノーランを達成した。則本はパーフェクト投球だった。日米野球でのノーヒットノーランは1990年の最終第8戦でメジャーチームが達成して以来、24年ぶりだった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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