2015年が幕開け 成人式を迎えるプロ野球選手は飛躍の年にできるか
高卒3年目での飛躍はスーパースターへの登竜門? イチロー、ダルビッシュらの成績は?
主な選手の20歳、高卒3年目の年の成績はというと・・・
イチロー(オリックス・1994年)
130試合に出場し、打率3割8分5厘をマーク。登録名を本名から「イチロー」に変更し大ブレークした。史上初の1シーズン200安打を達成し、最終的に210本を記録。首位打者、最高出塁率、ベストナイン、ゴールデングラブ賞、正力松太郎賞を獲得し、打者としては日本プロ野球史上最年少でシーズンMVPを獲得した。
松井秀喜(巨人・1995年)
131試合に出場し、これまで最多の22本塁打をマーク。初のベストナインを獲得した。
松坂大輔(西武・2001年)
15勝をマークし、3年連続2ケタ勝利。若くして沢村賞を受賞した。最多奪三振、ベストナイン、ゴールデングラブ賞も受賞。投球回数は240回1/3。
ダルビッシュ有(日本ハム・2007年)
前年の12勝を超え、当時の自身最多となる15勝(5敗)をマーク。210奪三振で最多奪三振。沢村賞にゴールデングラブ、ベストナイン。リーグ優勝でパ・リーグのMVPに輝いた。初の開幕投手も務め、シーズン初めから日本シリーズまで奮闘した。
田中将大(楽天・2009年)
それまでの自己最多となる15勝(6敗)を記録。球団史上初のAクラス、クライマックスシリーズ初進出に大きく貢献する。WBCにも出場し、高卒3年目にして球界を代表する投手になった。
スーパースターとなった選手たちの高卒3年目は、初タイトル獲得やチーム躍進への貢献など、活躍が目覚ましい。2015年、大ブレークする選手はこの中から出てくるのか、期待したい。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count