20球団に対してトレード拒否権!? フィリーズ主砲の移籍は成立するか

「彼の承認なしにトレードできるのは、9チームしか残らない」

 フィリーズがトレードでの放出を模索しているとされているライアン・ハワード内野手が、20球団に対してトレード拒否権を持っているとESPNが報じた。

 ハワードは2012~16年まで5年総額1億2500万ドル(約149億円)の大型契約を結んでいる。残りの契約はわずかに2年となっているが、フィリーズがトレードを成立させるためには、大きな壁があるようだ。

 ESPNは「彼は20チームへのトレードをブロックできる。彼の承認なしにトレードできるのは、9チームしか残らない」と指摘。関係者の話として、その9球団が、タイガース、ロイヤルズ、エンゼルス、マリナーズ、ヤンキース、レンジャーズ、レイズ、オリオールズ、レッドソックスだとしている。すべてが、DH制のあるア・リーグのチームだ。

 2001年の入団からフィリーズ一筋のハワードは、2005年に新人王を獲得。2006年には58本塁打、149打点で2冠となり、ナ・リーグのシーズンMVPに輝いた。2006~2009年までの4年間では、1シーズン平均49.5本塁打、143打点をマーク。2度の本塁打王、3度の打点王と圧巻の成績を残し、3度の地区優勝、2度のリーグ優勝、1度のワールドシリーズ制覇に大きく貢献している。

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