イチローに興味示すブルージェイズは補強費不足? 獲得は困難との報道も
「年俸減額をイチローが受け入れたとしても、バジェットを割くことになる」
イチローは昨年、開幕直後は5番手の外野手という位置付けだったものの、限定的な起用法で着実に結果を残し、夏場に先発の座を勝ち取った。ただ、7月のトレード期限でヤンキースが補強を行うと、再びレギュラー落ち。この記事では「エブリデイ・プレーヤー」との記述があるが、実際には1シーズン通じてレギュラーだったわけではない。
定位置争いをできるフェアな機会さえあれば、イチローは挑戦する可能性もあるはずだが、記事では現時点で先発外野手の補強にブルージェイズが積極的ではないことを伝えている。
最大の問題はチームの編成予算だという。記事では「ブルージェイズは現在、リリーフ陣の強化を模索し続けているが、残り資金は推定で500万(約5億9000万円)から700万ドル(約8億3000万円)。もしも、昨年の650万ドル(約7億7000万円)からの年俸減額をイチローが受け入れたとしても、トロントのバジェットを割くことになる」とも説明している
今オフ、ブルージェイズは大型補強を敢行した。パイレーツからFAになっていたラッセル・マーティン捕手を争奪戦の末に獲得。アスレチックスとの大型トレードでジョシュ・ドナルドソン内野手も加えた。いずれもオールスター級の実力者。プレーオフ進出を目指すための大補強で、資金が逼迫した可能性もある。さらに抑えの補強を優先する現状では、イチロー獲得資金は十分用意できないとされている。
イチローのブルージェイズ移籍が実現するには、まだハードルが残されているのか。今後の動向が注目される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count