マリナーズの「51」はイチロー引退後に伝説左腕との連名で永久欠番に?
ジョンソン氏が移籍後、同じ背番号51でマリナーズの“レジェンド”となったイチロー
経歴は抜群で、すでにダイヤモンドバックスが背番号51を永久欠番にする方針だと報じられている。ただ、マリナーズから同じような話はまだ伝わってこない。
その理由は、背番号51を付けていた偉大な選手がもう1人いるからかもしれない。
イチローは2001年からマリナーズでプレー。入団時に、かつてジョンソン氏が付けていた背番号51を選んだ。イチローにとってもオリックス時代からのトレードマークだったが、すでにマリナーズファンからも伝説的な選手として認識されていたジョンソン氏の番号を背負うことに対して、当初は少なからず批判の声もあった。
しかし、そんな声を自らのプレーで封じた。1年目でMVP&新人王をダブル受賞し、チームはMLBタイ記録となるレギュラーシーズン116勝をマーク。華麗な守備と強肩ぶりを何度も見せつけ、イチローが守るライトは「エリア51」と呼ばれるようになった。
すぐにチームの「顔」となり、2012年途中にヤンキースに移籍するまで11年半に渡ってマリナーズでプレー。シーズン200本安打、オールスター出場、ゴールドグラブ受賞をすべて10年連続で達成した。
2004年にはシーズン262安打をマーク。メジャーでは2度と破られることのない記録とも言われている。イチローも、シアトルで“レジェンド”となった。
ジョンソン氏もイチローも、マリナーズの球団史どころか、メジャー史に名前を残す選手であることは間違いない。背番号51がジョンソン氏の名前で先に欠番となり、そこにイチローの名前が加わるという可能性もある。ただ、未だ現役のイチローに敬意を表すならば、引退後、もしくは確実とされている野球殿堂入り後に、ジョンソン氏との連名で永久欠番に制定されることになりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count