正捕手は? エース、4番、抑えは? どうなる巨人の激戦区

外野は最も層の厚い激戦区、新守護神が誕生すれば他球団には脅威?

【外野手】
◎長野久義
○アンダーソン
○亀井善行
○橋本到
△大田泰示
△セペダ

 ケガからの復帰を目指す長野は開幕へ意欲を見せているが、このキャンプ、オープン戦の過ごし方次第になるだろう。日本2年目のアンダーソンの安定感も魅力。昨季、けがをしながらも勝負強さを見せた亀井も予期せぬ負傷さえなければ、十分開幕スタメンを取れる位置にいる。若い橋本も昨年は自己最多の1軍出場で自信をつけた。他にも力のある外野陣がたくさんいるため、12球団で最も層の厚い激戦区といえる。

【抑え】
◎マシソン
○澤村拓一
△山口鉄也

 2013年セーブ王の西村を配置転換で先発へ。抑えを150キロ右腕のマシソン、先発から中継ぎへ転向する澤村が争う形となりそう。絶対的守護神でケガ明けの山口も含め、3人の候補を用意して挑むことになる。澤村は直球にシュートやフォークと抑えにふさわしい球種とスピードを持っているため、競争を勝ち抜き、クローザーの座を射止めれば、他球団にとっても脅威になるに違いない。

 2月1日のキャンプがスタートしないことには何も始まらないが、今年も厚い戦力がどのように機能していくか。この時期には、けがも付きもの。離脱すればチーム編成も変わってくる。選手たちが万全の状態で熱いポジション争いを見せてくれることに期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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