イチローの3000本安打は「実現間近」 待望の大台到達は2016年?

イチローの3000本安打への挑戦に全米も注目

 4人目はエンゼルスのアルバート・プホルス内野手。通算安打数は2519本で、エンゼルスと結んだ10年契約がまだ7年残されている。「彼の打撃面全体の貢献は近年劇的に低下しているが、着実にヒットを重ねている」とし、2017年シーズン中の達成が予想されている。

 続く「順調」のカテゴリーに位置しているのは、現在メジャー最強打者と呼び声高いタイガースのミゲル・カブレラ内野手。現在2186安打だが、タイガースとの契約が2023年まで残されているために、かなり余裕がある状態だという。

 2番目はマリナーズのロビンソン・カノ内野手で現在1836安打。昨年、シアトルで10年契約を結んでおり、実現の可能性は高いされている。「ヒッターズ・パーク」と呼ばれるヤンキースタジアムから、打者に不利なセーフコ・フィールドに移籍したことで長打は減ったが、ヒットは順調に量産しているといい、年間170本安打ペースで2021年に大台に乗せることが可能になると予想している。

「若手の有望株」のカテゴリーでは、カブスのスターリン・カストロ内野手(現在846安打)とエンゼルスで昨年のリーグMVPの輝いたマーク・トラウト外野手(527安打)、レンジャーズのエルビル・アンドラス内野手(959安打)の3人が選出されている。
 
 さらに、「かなり難しい挑戦」のカテゴリーで登場するのは今オフにフィリーズからドジャースに移籍したジミー・ロリンズ内野手(2306本)、ブルージェイズのホセ・レイエス内野手(1772本)、メッツのデビッド・ライト内野手(1702本)、ブレーブスからパドレスに移籍したジャスティン・アップトン外野手(1039本)、ブレーブスのフレディー・フリーマン内野手(656本)となっている。

 名手やスーパースターと呼ばれる選手ですらたどり着くことが至難な金字塔へのイチローの挑戦に、全米も注目している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY