大型補強への足かせはAロッド復帰? 「支払い義務が戻ってきた」とGM

「我々はいつもアグレッシブなのだが、この冬は問題外だった」

 Aロッドは2015年シーズン以降に3年総額6100万ドル(約72億円)の契約を残している。更には本塁打をあと6本放ち、通算660号とすれば、600万ドル(約7億1000万円)のボーナスも手にできる契約となっている。Aロッドに与えた大型年俸はピンストライプの名門の首を締める結果となり、現時点での選手年俸総額は2億1000万ドル(約248億円)。ドジャーズに次ぐ人件費となっている。

「アンドリュー・ミラー(オリオールズからFAになっていた左腕)の契約以外にも、我々はこの冬に高額な選手の獲得を何度も議論した。大型契約がなくなる場合の冬の移籍市場では我々はいつもアグレッシブなのだが、この冬は問題外だった」。

 シャーザー、そして、現在もFA市場に残っている唯一の大物投手、ジェームス・シールズ投手(ロイヤルズからFA)ら高年俸のエースに手が出せなかったキャッシュマンGMは、Aロッドに対する“恨み節”とも取れる発言で、消極的とも取れる今オフの動きを釈明していた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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